12/20八幡男山道場の稽古
子どもの部
黒帯1,紫帯2,緑帯1,黄帯1、白帯5
前週の演武会で横面打四方投の動きに迷いがあった道場生が何人かいたため、いくつかのパターンで四方投の稽古をした。
四方投は肘関節を極める技で柔道では禁止技になっています。そのため、初心者を含めて稽古する場合には、受けがある程度の受け身ができることと、取りの配慮が必要となります。夏に入門した白帯の道場生の受け身も板についてきたため、四方投にもチャレンジです。
演武の横面打四方投は内転換から入る技ですが、演武会で迷いが生じたのは、一歩目の踏み出しが大きすぎたことです。一歩を踏み出さずに横面打を待って捉えて内転換に入るという形もあるかもしれません。
合氣道の技は先制攻撃のないカウンター技で構成されているように見えますが、決して甘んじて攻撃を待っているわけではありません。先手を打てるが敢えて打たずにカウンターに回っているのです。その先手を打つ「気」を養うために内転換でも「気持ちの半歩」を出すように指導しています。ただ、その一歩を大きく出し過ぎると内転換をするには間合いが詰まりすぎて戸惑いが生じます。
この日はXmasも近いということで、スポンジ刀を用いて「守って叩いてじゃんけんぽん」を真似た「一教ゲーム」をして遊んで稽古を締めました。
大人の部
大人の部では師匠の永瀬敏勝先生にお立ち会いいただき、4級、2級の昇級試験と初段の昇段試験を実施いたしました。いずれの受験者も永瀬先生のお褒めにあずかることができ、道場長冥利に尽きます。
昇段級審査後、永瀬先生にいくつかの技についてご指南をいただきました。呼吸投を例に受けの「気」を捉える心体の在り方についてのご指導であったと心得ました。
久しぶりに永瀬先生の技を拝見しましたが、私が近年に様々なところから収拾して整理した(と思い込んでいた)技のポイントの全てが永瀬先生の技に宿っていました。何故ご一緒に稽古をしているときに見取って身につけることができなかったのか、愕然とする思いでした。そして、未だなお私が気付くことができていない要訣もその技に多く秘められているのでしょう。いや、永瀬先生は何も秘めることなく、すべて私たちに見せてくださっていたのにも関わらず、その時に気づくことができていないのです。
しかし、これこそが学びの本質でもあろうかと思います。受動的に学んでいるその時には、その全貌や本質は見えず、能動的に学び始めてから「あぁ、師があのとき仰っていたことは、こういうことなのか」と価値が見え始めるものなのかもしれません。「修行中の今に見えていることは、たかが知れている」という慎みの心が大切であることを気付かされる機会となりました。

-300x300.jpg)
